29日放送の特番「超越ハピネス」(NHK・Eテレ/午後6時30分~)に、岩田剛典が司会として出演する。AERA dot.で3月3日に配信された岩田剛典の記事を再掲する(本文中の年齢等は配信当時のものです)。
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EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーでありながら2021年にソロデビューを果たした岩田剛典さん。アリーナツアーを見据えて制作した楽曲について語った。AERA 2024年3月4日号より。
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――ソロとして約1年半ぶりにリリースする2ndアルバム「ARTLESS」は、ツアーを想定して制作された。
岩田剛典(以下、岩田):1stアルバムの「The Chocolate Box」も今作も興行に紐づいたリリースです。前回はホールツアーをやって、今回はアリーナツアー。前作は僕の好きなチルポップのナンバーを中心に作りましたが、ツアーの会場が大きくなることで、もっと盛り上げることができるアップテンポのナンバーを増やしました。一番重視したのは「ダンスパフォーマンスが映えるかどうか」。その上で、僕がやりたい演出に合う曲を作っていった結果、ツーステップやハウスの楽曲が増えました。ポップスを意識せずとも、僕が歌うと結局ポップスにはなりますね。
――タイトルの“ARTLESS”には「ありのまま」という思いが込められている。全10曲中、9曲の作詞に自身も加わった。
岩田:自分が詞を書いたほうが言いたいことが伝わるので、作詞家さんと一緒に曲のテーマや使いたいワードを踏まえ、「このワードをどこに配置すれば音楽的に気持ちいいか」ということを相談しながら作っていきました。主人公像を決めた後、物語の舞台や世界観を決めるという、架空のゲームやショートフィルムを構築していくような感覚で作った歌詞もあれば、日々感じていることをストレートに綴った歌詞もあります。また、歌詞の随所に「ARTLESS」というアルバムタイトルに通じる思いが表れています。
不完全だから美しい
――1曲目はリード曲の「Paradise」。車のドライブを想起させる歌詞でありながら、「人生は有限であり、ゴールは決めない」という岩田の信念が色濃く出ている。
岩田:今作の終着点であるツアーをパラダイスと想定して、ゴールに向かうまでのドライブをライブに来ていただいた皆さんと一緒に楽しむイメージで歌詞を書いていき、そこに自分の信念を加えました。明るく陽気なムードのあるこの曲からアルバムを始めたかったんです。