パクチーの種は発芽に時間がかかり、発芽率も悪いため、初心者は苗から育てるのが確実です。
種から育てるとうまく育てば、たくさん収穫できるという魅力がありますので、是非挑戦してみてください。
●3月~5月か9月~10月に種まきします。
春まきの場合は、生長がよく早くから収穫を始められますが、初夏にはとう立ちして花が咲きますので楽しめる期間は短めになります。秋まきの場合は、生長は遅いのですが春に花が咲くまで長く収穫を楽しむことができます。
●球形の種をまな板や瓶の底など硬めのものではさみ、力加減しながらゴリゴリと転がすと真っ二つに割れます。
コリコリしていると、柑橘のようなさわやかなコリアンダーの香りがしてきます。
スパイスとして使う時のように、本気ですりつぶさないようにしましょうね。
割れた種を一晩水につけてから種まきします。セリ科は直根性で移植を嫌うため、プランターに直蒔きしましょう。
●2週間~4週間ほどで発芽します。セリ科らしい細長い双葉です。
発芽から1~2週で、このような本葉が出てきます。本葉はすでに立派にパクチーの葉の特徴がでてきます。
●発芽から1ヶ月~2ヶ月ほどで葉が茂り、収穫できるようになります。
小さなうちは、生長点は摘まずに周りの葉から収穫します。大きくなり花芽が出始めたら、花芽を中心に摘心も兼ねて収穫しましょう。パクチーの葉は、株が育つにつれて切れ込みが深くなっていきます。ちいさな頃の葉のほうがやわらかく、香りもつよいです。
採種(コリアンダーシード収穫)のためには、花芽を残し花を咲かせます。
収穫したら摘み立てのフレッシュな香りをいろいろ楽しめますね!
◆サラダや生春まきに
サラダに葉や茎を刻んだものを散らせたり混ぜ込んで使います。また、ベトナム料理などでは生春まきの材料としてもよく使われ、このパクチーが入っているだけで一気に本格的なエスニック料理を感じることができます。
◆フォーやスープのトッピングに
フォーには欠かせない野菜の1つです。トムヤムクンなどのスープ物にも定番となっていますが、いずれの場合も、仕上げのトッピングとして器に盛ってから散らします。日本の三つ葉の使い方と似ています、
◆炒め物
炒め物にもよく使われますが、その場合も最後に加え、さっと和える程度にしましょう。そして最後に皿に盛り付けてから更に葉をトッピングします。
美味しい今の時期、是非お試しください!