エスニック料理でおなじみのパクチー、食べるほどあの味わいの虜になり、お店で山盛りの追加を頼む熱狂ファンも。一方独特な香りから苦手な方も多く、アンケート集計すると好き嫌いが半々に割れると言われています。
そんなパクチーは意外にも各国の料理で親しまれており、デトックスや美容・健康にも効く驚きのハーブです。これから旬を迎え、発芽から1ヶ月~2ヶ月ほどで葉が茂るため、自宅でも簡単に収穫できます。
まずは、メニューにでてきたら見逃さないように各国別の呼び名をチェックしてみましょう!
パクチーの各国の呼び名をチェックしよう!
パクチー専門店やパクチー調味料が続々登場し、ブームが拡大しつつあるパクチー。
パクチーはタイ語の呼び名ですが、原産は地中海で古代エジプト、ギリシャ、ローマの時代から調理と医療の両方に用いられてきた薬草です。最近のエスニック料理ブームでパクチーファンも増えて、スーパーの店頭でも手軽に手に入れることができるようになりました。
●英語=コリアンダーリーフ
●中国語=香菜(シャンツァイ)
スープ、麺類、粥、鍋料理などの風味付けに利用される。サラダと生食する郷土料理も。
●タイ語=パクチー
トムヤムクンなどのスープやタイスキをはじめとしたさまざまな料理の薬味に用いられる。
●ベトナム語=ザウムイ
本場の生春巻きやフォーには欠かせない食材
●メキシコ・スペイン語(中南米)=シラントロ
スープやサルサなどに広く用いられる。
●俗語=チャイニーズパセリ・中国パセリ(最近はパクチーが定着しましたね)
コリアンダーシードはご存知ですか?
その名のとおりパクチーの種ですが、香りはパクチーとは全く異なり、甘くさわやかです。
粉末は柑橘類、特にオレンジのような香りがほんのりし、カレーのスパイスに用います。
インド・ヒンディー語では「ダニヤー」と呼ばれています。このほか、各国の肉・魚介料理にも用いられます。
美容や健康にもいいといわれるパクチーの実力をチェックしよう!
中国医学では全草の乾燥品である「胡荽」の性質を温、辛として生薬のひとつともしており、また、パクチーは「炎症を緩和する」、「気分を落ち着ける」、「体内の毒素を排泄する」と言われています。
●デットクス効果
デトックスとは体内の毒素を体外に排出する働きのことです。
私達は、普段生活しているだけで水銀や鉛などの重金属を体のなかに貯めこんでいってしまいます。体内に重金属がたまっていくと、血流が悪くなることで、吹き出物やクマなどお肌のトラブルにつながっていきます。またお肌だけでなく、フケなどの頭皮のトラブルも引き起こす原因に。パクチーには、そんな重金属をデトックスする作用が有ることがわかっています。お肌や頭皮の不調が改善される効果が期待できます。