NHK連続テレビ小説「虎に翼」の特別番組「虎に翼×米津玄師スペシャル」(NHK総合・午後7時57分)が18日に放送。主演の佐田寅子役の伊藤沙莉と主題歌を歌う米津玄師との対談や「明律女子部座談会」も開催。伊藤沙莉と、土居志央梨(山田よね役)、桜井ユキ(桜川涼子役)、平岩紙(竹原梅子役)、ハ・ヨンス(崔香淑役)が、ドラマの名場面や撮影を振り返る。ナレーションは、もちろん尾野真千子。最終回まであと少し、「虎に翼」ファン必見の特番だ! そんな「虎に翼」にまつわる過去の人気記事を振り返る(「AERA dot.」2024年5月2日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。
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4月にスタートした朝ドラ「虎に翼」(NHK)は、テンポのよい演出と俳優陣の軽妙な掛け合いで「15分間があっという間に終わる」と評判も上々だ。主演の伊藤沙莉を筆頭に演技力の高い俳優陣が並ぶなか、特に視聴者の目を引いているのが、ヒロイン・猪爪寅子の親友である花江を演じる森田望智(もりた・みさと、27)だ。
寅子の兄(上川周作)と結婚し、寅子の義姉となった花江は、少々クセのあるおっとりとした話し方が特徴的。ふわふわとしたキャラクターながら、当時の女性の王道だった結婚ではなく、法の道に進もうとする寅子に対し「どうしてもほしいものがあるならば、したたかに生きなさい」という言葉を投げかける芯の強い一面も持ち合わせている。
そんな花江を演じる森田について、テレビ情報誌の編集者はこう話す。
「独特の声や間、ひょうひょうとしながらも強さを感じさせる森田さんの演技は、存在感が際立っています。視聴者も注目しているようで、特に4月19日放送回で見せた涙の演技は『花江ちゃん』がSNSのトレンドランキングに入るほど。猪爪家に嫁いで姑との関係性に悩みつつ、寅子が自分から離れていくように感じて、明るく振る舞いながらも実は孤独を深めていた花江。目を真っ赤にして秘めていた素直な思いを口にしたシーンに、もらい泣きした視聴者も多かったようですね」