阪神の秋山拓巳

 セ・リーグ球団の打撃コーチは、「ナゴヤドームの上段に飛ばした打球は松井秀喜を彷彿とさせました。力があるだけでなく、球を遠くへ飛ばす技術を身につけている。これは教えられて習得できるものではありません。秋山は投手なので打撃練習をほとんどしていないのに、広角にアーチを打っている。今の時代に入団していたら、大谷翔平ドジャース)のように二刀流で起用されていても不思議ではありません」と高い評価を口にする。今後、打者転向の可能性もあるだろうか。

中日の元守護神も今季は1試合登板だけ

中日の田島慎二

 中日のブルペンを長年支えた田島慎二(34)も微妙な立場だ。新人の12年からセットアッパー、守護神として稼働して昨年までに75セーブ116ホールドをマークしたが、近年は登板機会を減らし、22年から2年連続防御率4点台と不本意な結果になっている。3年契約最終年の今季は開幕2軍スタートで、6月下旬に1軍昇格したが今季初登板となった6月27日の阪神戦で、打者5人に4安打1四球と1死も取れず4失点で降板。登録抹消されて以来1軍登板がない。

 下位に低迷する中日だが、松山晋也、清水達也、藤嶋健人、勝野昌慶と能力の高い右のリリーバーがそろっている。田島はもう一花咲かせられるだろうか。

(今川秀悟)

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