ゆかさん&ひろゆきさんの日々が描かれたコミックエッセイ『だんな様はひろゆき』(原作:西村ゆか、作画:wako)は6万部突破!

 最終的に彼はボリュームを下げたのですが、当然2人とも不機嫌です。

 私は一度起こされるとなかなか寝付けない体質のため、翌日はイライラと寝不足の状態で仕事をしていた記憶がうっすらとあります。

「このままだと体がもたないし、多分関係も長続きしないな」と彼も思っていたかどうかは知りませんが、似たような喧嘩を繰り返しながら、徐々に2人の間の暗黙ルールが出来上がっていきました。
 

ルール1.同じ話を何度もしない

 喧嘩は、それぞれが自分側に正義があると思った状態で衝突して起きるものです。そういう時は話がループしやすく、自らの言い分を正当化するために「この時もこうだった!」など過去の出来事を蒸し返す……なんてことも起きがちです。

 このパターンに陥ると問題が増えて課題が曖昧になるだけです。なので、わが家の場合は話がループし始めたら、気づいた方が

「いったん話するのやめない?」

 と言うようにしています。

 たとえ説明のために過去の話をあえて出しているような状態だったとしても、聞く耳がシャットダウンされている状態では建設的なやりとりは難しいため、とりあえずいったん話すことをストップします。
 

ルール2.長引く話題はテキストで

 感情的になると、筋の通った意見でも聞き入れることができなかったり、また正論でも言い方や声のトーンに引きずられて素直に認められなかったりする場合は多いものです。

 わが家の場合も、ヒートアップすると必要以上に言い方に棘が出たり、早口や畳み掛けるような物言いになったりする傾向がそれぞれあるため、長引きそうなやり取りはテキストでするようにしています。

 文字以外の余計な情報がない分、冷静に相手の考えを知ることができますし、その場ですぐ返答しなくても良いので自分の意見を再考する時間もあります。ルール1で書いた「説明のために過去の話をあえて出す」場合も、テキストの方が冷静に読まれる確率が高いと感じます。

 ポイントとして、テキストで議論しまくっている最中でも、実際の会話で棘を出してはいけません。その方が、最終的に物事が良い方向に向かうことが多いですし、せっかく言い方にとらわれずやり取りしていたのが台無しになってしまうので。
 

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夫婦の「仲直りの合図」