THE ALFEEの高見沢俊彦。8月17日・18日に行われたコンサートでタカミ―は70歳にして空を飛んだ!
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 8月25日にデビューから50周年を迎える「THE ALFEE」。その名を全国区にした代表曲の「メリーアン」「星空のディスタンス」以外に、ファンがお勧めする「一曲」は――。AERA dot.編集部がアンケートを実施したところ、3500人を超える回答が集まった。その結果から、音楽評論家の田家秀樹氏は「曲にファンとの絆の強さを感じる」と話す。

【ランキングの続きはこちら】11位~も名曲がたくさん!

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「THE ALFEEファンが選ぶ『まずはこの曲を!』」と題して実施したアンケートの結果は、次の通りだった。アンケートは7月9~20日、AERA dot.の記事や公式SNSアカウントで実施し、3559人から回答があった。
 

  1. SWEAT&TEARS
  2. Rockdom〜風に吹かれて     
  3. 恋人達のぺイヴメント          
  4. 明日なき暴走の果てに          
  5. FLOWER REVOLUTION
  6. 1月の雨を忘れない
  7. ラジカル・ティーンエイジャー         
  8. 鋼鉄の巨人
  9. Brave Love 〜Galaxy Express 999   
  10. COMPLEX BLUE―愛だけ哀しすぎて―           

(11位以下は別表を参考)
 

 この結果について、THE ALFEEを何度も取材している音楽評論家の田家秀樹氏は「こんなにもメッセージ性の強い曲が支持されているとは」と驚く。

 田家氏が指摘するのは、メッセージ性の強い曲が多く、普通の歌謡曲のようなラブソングが圧倒的に少ないことだ。

 20位内に入ったラブソングは、「恋人達のぺイヴメント」「1月の雨を忘れない」「COMPLEX BLUE-愛だけ悲しすぎて」「君が通り過ぎたあとに」の4曲だけ。それら4曲も普遍的な愛を伝えるラブソングで、メッセージ性は強い。

 生きていくこと、戦うこと、くじけないことなど、拳を突き上げて普遍的なメッセージを訴える内容の曲が並んだが、「こんなバンドはいません。真のロックバンドですね」と田家氏は言い切る。

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