伊藤潤二作品の質感に恋しました

 アメリカのロサンゼルスから来たスカーレットさんとクリスチャンさんは東京の地下鉄のポスターを見て来場したそうだ。

 スカーレットさんは「多くの作品でボディホラーがテーマであるのが好きです。顔の変形などが多くてすごく怖いのですが、体に穴がたくさん開いているキャラクターが登場する作品(『寒気』)が好きです」と語る。

クリスチャンさんは「ユーモアとホラーがミックスしているのが楽しいです。タイトルは覚えていませんが、ニキビが出る話(『グリセリド』)はユーモアとホラーの最高のミックスです」と話す。 

アメリカ・ロサンゼルス在住のジョナサンさん

 アーティスト活動をしている来場者もいた。同じくロサンゼルスから来たジョナサンさんは墨絵の画家だそうだ。

「私の作品には、白黒を多用して大きな墨絵を描いています。伊藤潤二も黒を多用していて、大学院で墨絵を勉強していた時に伊藤潤二作品を見つけ、その質感に恋しました。伊藤潤二の線は非常に流動的に感じられます。黒の使い方は本当に素晴らしいです」と話す。

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絵を描くための努力