テイラー・スウィフト、テロ予告で中止となったウィーン公演について初めて語る
この記事の写真をすべて見る

 現地時間2024年8月20日に【The Eras Tour】のヨーロッパ日程を正式に終えたテイラー・スウィフトが、この翌日に欧州ツアーを振り返るとともに、テロ予告によりキャンセルされたウィーン公演について沈黙を破った。

 テイラーは、インスタグラムへの投稿で、「【The Eras Tour】のヨーロッパ日程が正式に終了しました。これまでで最も熱狂的な観衆の前で演奏し、ショーに新たな伝統も生まれ、まったく新しい時代が加わりました。これまでになかったほど慌ただしいペースでしたし、リカバリーや移動のためにほとんど日数を空けずに、ショーを肉体的にこなし、巨大なステージを作り、解体し、魔法を創り上げたクルーやパフォーマー仲間をとても誇りに思います。私が知る中で最も素晴らしい人々で、【The Eras Tour】のために時間とエネルギーを費やし、専門知識を共有してくれたことをとても幸運に思っています」と書いている。

 さらに彼女は、ウィーン公演中止という“壊滅的な”ニュースの後、米ロンドンのウェンブリー・スタジアムに立つのは、“感情面でジェットコースター”のようだったと付け加えた。「公演中止の理由は、私を新たな恐怖感でいっぱいにし、多くの人々が来場する予定だったので、とてつもない罪悪感にさいなまれました」と彼女は共有し、「同時に当局に心から感謝しました。彼らのおかげで、私たちは失われた命ではなく、コンサート中止を悲しむことになりました。一丸となったファンの愛と団結力には心を打たれました。私は、ロンドン公演を見に来る50万人近い観客を守ることに、全エネルギーを注ぐべきだと決心しました。そしてチームとともに、スタジアムのスタッフや英国当局と、その目標を達成するために毎日協力しました。彼らが私たちのためにしてくれたことすべてに感謝したいです」と続けた。

 テイラーはまた、今まで声を上げなかった理由について、「はっきりさせておきたいのは、私が公に話すことで、ショーに来てくれるファンに危害を加えようとする人々を刺激する可能性がある場合は、話すつもりはないということです」と説明した。「今回のような場合は、“沈黙”することで自制心を示し、正しい時に自分を表現するのを待つことが必要なのです。私にとっての最優先事項はヨーロッパ・ツアーを無事に終えることで、それができたと言えることに大きな安堵を感じています。ロンドンは、美しい夢の連続のように感じられました。ウェンブリー・スタジアムでの5夜の観客はいずれも情熱、喜び、高揚感で爆発していました。あのスタジアムのエネルギーは、毎晩92,000人の人々から最も巨大なベアハグをしてもらっているようで、心配事から解放された、平穏な場所に連れ戻してくれました」と綴った。