菊池雄星(現アストロズ)はリーグ制覇後のポスティングで

 西武は渡辺久信GMが監督代行を務めているが、来季の監督人事は不透明だ。チーム再建の道は一朝一夕でメドが立つものではない。得点力不足の解消へ、生え抜きの選手を育てなければいけない。ドラフト戦略も見直す必要があり、リーグ制覇するチーム作りに向けて課題は山積している。ポスティング・システムは、個人成績とチーム成績がリンクして球団が認めるケースが多い。菊池雄星(現アストロズ)は10年ぶりのリーグ制覇を飾った18年に14勝4敗、防御率3.08をマークして同年オフにポスティング・システムでマリナーズに移籍している。

 高橋、平良は最下位に低迷する西武で未来設計図をどう描くか。

「平良だけでなく、高橋も今オフの動向が読めません。今年の成績でメジャーの評価は下がりますが、それでも昨年までの実績を考えれば短い年数でのメジャー契約や、春季キャンプは招待選手のスプリット契約なら獲得球団はあるでしょう。西武も新体制で若返りを図るチーム方針に切り替えた時、高橋のポスティング・システムを認める可能性がゼロとは言えない」(民放テレビ関係者)

 厳しい戦いが続いている中、オフも主力投手たちの去就が注目される。

(今川秀悟)