ヒッピー、サイケデリック、ディスコ、パンクのファッションが人気だった70年代。
そんな当時のファッションのリバイバル熱が冷めません。
そこで、「暮らしとモノ」では、Amazonから当時のテイストあふれるアイテムをピックアップ。
”古いけど斬新”なスタイルをチェックしてみませんか?
1.ヒッピーファッション・サイケデリックファッション
1975年まで続いたベトナム戦争の頃とほぼ時を同じくして、ヒッピーカルチャーがアメリカを中心に隆盛しました。
ヒッピーカルチャーは中産階級のヨーロッパ系アメリカ人の若者が中心となったカウンターカルチャーであり、エスニック風のビーズネックレスにヒゲとサンダルもしくは裸足の男性に、ロングスカートやスモック、ヘッドバンドなどを身にまとった女性たち。そして、ネイティブアメリカン風のファッションなど、ドレスダウンによるリラックスしたスタイルが主流です。
また、タイダイや派手な原色や蛍光カラーと、抽象的な図案などを組み合わせたサイケデリックファッションも人気でした。
そんなヒッピーやサイケデリックなファッションが、2020年代になりリバイバルしているのです。
パーフェクトなヒッピーファッション
フレアの効いたパンツに、ボヘミアン調のイヤリング、ヒッピースタイルに欠かせないビーズネックレス、ヘッドバンド。そして、ラブハート形のサングラスが、完璧に組み合わさっています。
レトロさがキュートなヒッピーファッションをプチプラで楽しんでみてはいかがでしょうか?
2.ディスコファッション
ヒッピーカルチャーが隆盛し始めた当時、若いヒスパニック系やアフリカ系アメリカ人が自由を謳歌する居場所は少なかったようです。
そこに誕生したのがディスコカルチャーです。ダンスが踊りやすいビート感の強い音楽の流れる中、彼らは時を忘れて楽しんだのです。
ヒッピーカルチャーがドレスダウンして自然と一体化することを好んだのに反して、ディスコファッションはキラキラして都会的なものでした。
派手な柄の襟付きシャツやスパンコールなどで固められたスーツやパンツでドレスアップし、ディスコに通ったのです。
そして、ヒッピーカルチャーに乗らなかったヨーロッパ系アメリカ人の若者たちもディスコに合流。映画「サタデー・ナイト・フィーバー」でジョン・トラボルタが着た白のスーツスタイルは、その象徴と言えるものでした。
ディスコボールにスパンコール! まさに70年代ファンキースタイル
ダンスドレスにヘッドバンド、ディスコボールのイヤリング&ネックレス&ブレスレットとサングラスのパーフェクトセット。
すべてを組み合わせるとハードコア過ぎるかもしれませんが、パーツを小分けで活用すれば、70年代テイストを取り入れた斬新ファッションが完成するはず。
3.パンクファッション
1970年代のイギリス・ロンドンは長い不況にあえいでいました。そんな中、職に就けず行き場をなくした若者が飛びついたのが、パンクミュージックでした。
そのブームの火点け役となったのが、セックス・ピストルズです。
生みの親であるマルコム・マクラーレンと、パートナーでデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドが開いたブティックでは、反体制的なメッセージを掲げたTシャツやボロボロの服を売り、その強いメッセージ性に多くの若者が共感しました。
そして、そこに集まった若者たちにより、1975年11月に結成されたバンドがセックス・ピストルズだったのです。
やがてバンドはイギリスだけではなく世界的なブームを起こし、パンクミュージックは世界中の若者に浸透。ファッションやヘアスタイルなどを模倣する若者であふれたのでした。
そして、1978年に初のアメリカツアーを行いましたが、ボーカルのジョニー・ロットンがバンドを脱退。アメリカツアーは中止され、バンド活動が事実上、終了しました。
まずはライトにパンク気分をTシャツから
メッセージ性の強いパンクファッションも、ブラック&ホワイトのシンプルなTシャツなら、ライトに楽しめるはず。
まずはTシャツから初めて徐々に、パンクテイストを取り入れてみてはいかが?