7月スタートの福原遥主演ドラマ「マル秘の密子さん」(日本テレビ系)に出演している女優の松雪泰子(51)。本作は福原演じる、依頼者を必ず成功に導くトータルコーディネーターの主人公が、松雪演じる不運続きのシングルマザーを大企業の女社長に変身させる姿を描いた作品。松雪は物語のカギを握るキャラクターを演じており、SNSでは「地味な感じの演技がすごい。悲壮感出まくってた」「もともとのポテンシャルが高過ぎて地味でもイケてても美しさが変わらない」など、その存在感に称賛の声が集まっていた。
松雪といえば、1993年に放送された主演ドラマ「白鳥麗子でございます!」(フジテレビ系)で、容姿端麗でプライドが高すぎる超お嬢様という強烈なキャラクターを演じて注目を集めブレーク。以降、女優として長年にわたってさまざまな作品に出演し、昨年は「夕暮れに、手をつなぐ」(TBS系)、「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」(同)といったドラマで母親役を演じるなど、最近も主要キャストとしてコンスタントに出演している。
「今でも美しいアラフィフ女優が多い中で、それに埋もれず、独特な存在感を放っています。2020年のインタビューでは、自身について日々内省して、内観するタイプと分析しています。例えば、息子と向き合うときに『彼が今嫌がっているのは、なんでだろう?』と、自分の中に原因を探してみるそうで、それは子育てだけではなく、人と関わること全てに言えると話していました。また、俳優業というものは人の心や生き方に向き合う仕事であると考えており、人間を探求している感覚があるそうです。ゆえに、まずは自分という人間を探求し、自分がどういう心理状態にあるのか、自然と追求してしまうとも語っていました。そうした知性的な部分が演技にもにじみ出ており、独特の存在感につながっているのかもしれません」(テレビ情報誌の編集者)