AERA 2024年8月5日号より

 『トラブル事例で学ぶ失敗しない相続対策』などの著書もある吉澤相続事務所代表の吉澤諭さんは、親と子供ら関係者全員が一堂に会し、胸襟を開いてコミュニケーションを図ることが大事だという。

「実家と墓を守ってくれる長男に財産を多めに相続させたいのなら、『親父の最後の希望だから聞いてくれ』などと訴えればいい。その上で『念のため今言ったことを遺言にしておく』と言っておくのです」

 いずれの場合も完全に「ガラス張り」で進めたい。長男だけが中身を知っていたり、きょうだいの一人が知り合いの司法書士を紹介して遺言を作ったりすると途端におかしくなる。とにかく「オープン」が大切なのだ。(編集部・首藤由之)

AERA 2024年8月5日号より抜粋

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