2018年に「M-1チャンピオン」になるも、翌年には闇営業騒動の余波を受ける「不運」も

闇営業騒動などで「不運」も

 2018年に「M-1グランプリ」を制し、世間からみれば、お笑い界のど真ん中を順調に歩んでいるように見える粗品。だが、本人の思いはまったく違うようだ。

「20代中盤でM-1を取り、全国区の知名度を得ましたが、翌年には闇営業騒動が起こりお笑い界の地殻変動が起こり始めた。気づけば千鳥やかまいたちがテレビで大ブレークし、圧倒的な場数の違いもあって、霜降り明星は彼らに当たり負けした格好になりました。そして、今年になって松本人志さんがテレビから姿を消し、吉本は“千鳥・かまいたちシフト”をより強化すべく体制を整えた。実力もあり、若くしてチャンスをつかんだかに見えた粗品さんでしたが、実はこういった不運にも見舞われているのです。19年4月から始まった、霜降り明星の冠番組『霜降りバラエティX』は、『アメトーーク!』を生んだ加地倫三プロデューサーのチームが手掛けて鳴り物入りで始まりましたが、21年10月からは土曜の深夜3時の20分枠に降格しました」(前出の放送作家)

 「ピンズバNEWS」(6月8日配信)は、同番組に関して粗品が降板の意向を示し、番組が終了の調整に入っていると報じている。粗品にとっては、登録者数200万人を超えるYouTubeのほうが注目度が高く、話題にもなるので、深夜の地上波では限界があると感じているのかもしれない。

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ケンカ芸の「ボーダーライン」