立春も過ぎて、少しずつ日が長くなり始めました。春の訪れも、もうすぐ。
と同時に、あの忌々しい花粉シーズンがついに始まります!
いまや、日本人の4人に1人がスギ花粉に悩むと言われています。
今年は、いつもより数日早い2月上旬から西日本・東日本でスギ花粉の飛散が始まります。
北日本は例年通りの2月下旬と予測されています。
本格的なピークを迎える前に、今年の飛散予測を知って、万全の対策を取っておきたいですね。
そこで、今年の花粉情報についてお伝えします。

スギ、ヒノキ花粉の飛散距離はとても長く、広範囲に花粉が舞う
スギ、ヒノキ花粉の飛散距離はとても長く、広範囲に花粉が舞う
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今年の飛散量は例年より少なめ! 東北地方は多いので要注意

今年は暖かい日も多かったため、いつもより少し早く花粉が舞い始めそうです。
日本気象協会1月14日発表(下記リンク先参照)によると「全国的に今年の飛散量は例年並みか少なめ」と予測されています。
そのなかで、例年と比べてスギ・ヒノキ花粉の飛散量が多いと予測されるのが宮城県。
そしてやや多いと予測されるのが、岩手県、山形県、福島県になります。
スギ花粉は、夏が暑くて雨が少ないと、花芽がよく育ち花粉も増えるのですが、西日本の場合は特に、昨夏の低温と多雨により花芽が育つ条件があまり整いませんでした。
よって、北海道、九州、四国、近畿地方は例年の半分以下の飛散量と予測されています。
東京都の場合は例年並みで、東京都福祉保健局は、「昨春と比べると23区はほぼ同じで、多摩地区は約2倍となる見込み」と発表。
飛散量が多い日は、23区で36日程度と予測しています。
また、日本気象協会(2月2日発表分/下記リンク先参照)では、
「2016 スギ花粉最前線」と「スギ・ヒノキ花粉のピーク予測」
「前シーズン比 花粉の飛ぶ数」「例年比 花粉の飛ぶ数」「地方概況 飛散数」をチェックできます。
皆さんのお住まいの地域の、詳しい花粉情報を早めにチェックしてくださいね。

「前シーズン比 花粉の飛ぶ数」1月14日発表(tenki.jp)
「前シーズン比 花粉の飛ぶ数」1月14日発表(tenki.jp)

飛散量の多い日は? 何時頃に注意が必要?

スギやヒノキは風媒花。花粉自体がとても軽く、風に乗れば100km以上も飛ぶと言われています。
このため、近くにスギやヒノキがなくても花粉症になってしまうのですね。
飛散量の多い日は、花粉が風に乗りやすい、晴れて気温の高い日や風が強い日、雨上がりの次の日です。
そして、花粉量が多い時間帯は、昼前後や夕方になります。
窓を開けて掃除をするなら午前中にすませたり、多く飛散しそうな日は洗濯物を早めに取り込んだり、暮らしのなかで花粉をシャットアウトしていきたいですね。
── 症状軽減のためには、花粉を体内に入れないことで、発症を予防していくことがまず基本。
tenki.jpからは、花粉に関する情報をさまざまな角度から発信していますので、下記リンク先をはじめ、サイト内から発信されている情報を上手に活用して、つらい時期を乗り切る対策を早めに取ってくださいね。

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