新たな「憑依型」の女優として話題の森田望智(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
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 6月ももう半ば。最近「AERA dot.」で掲載された記事のなかで、特に読まれたものを「見逃し配信」としてお届けします(この記事は5月2日に「AERA dot.」で掲載されたものの再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。

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 4月にスタートした朝ドラ「虎に翼」(NHK)は、テンポのよい演出と俳優陣の軽妙な掛け合いで「15分間があっという間に終わる」と評判も上々だ。主演の伊藤沙莉を筆頭に演技力の高い俳優陣が並ぶなか、特に視聴者の目を引いているのが、ヒロイン・猪爪寅子の親友である花江を演じる森田望智(もりた・みさと、27)だ。
 

 寅子の兄(上川周作)と結婚し、寅子の義姉となった花江は、少々クセのあるおっとりとした話し方が特徴的。ふわふわとしたキャラクターながら、当時の女性の王道だった結婚ではなく、法の道に進もうとする寅子に対し「どうしてもほしいものがあるならば、したたかに生きなさい」という言葉を投げかける芯の強い一面も持ち合わせている。

 そんな花江を演じる森田について、テレビ情報誌の編集者はこう話す。

「独特の声や間、ひょうひょうとしながらも強さを感じさせる森田さんの演技は、存在感が際立っています。視聴者も注目しているようで、特に4月19日放送回で見せた涙の演技は『花江ちゃん』がSNSのトレンドランキングに入るほど。猪爪家に嫁いで姑との関係性に悩みつつ、寅子が自分から離れていくように感じて、明るく振る舞いながらも実は孤独を深めていた花江。目を真っ赤にして秘めていた素直な思いを口にしたシーンに、もらい泣きした視聴者も多かったようですね」

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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