大手スーパーのビールコーナーでの人気は断然、日本産だった

 この傾向は、業界の日本酒の取り扱いに対する動きからもわかる。映画「THE FIRST SLAM DUNK(ザ・ファースト・スラムダンク)」が韓国の若者に大ヒットすると、スラムダンクの人気キャラクター、三井寿(みつい・ひさし)の名前の由来となったという福岡県産の酒「三井(みい)の寿(ことぶき)」が、需要に追いつかないほどの販売量を記録した。

品目は約20→120に

 コンビニブランド「GS25」は最近、1~3月の日本酒の販売量が前年同期比で7倍にも増したと発表した。売り上げでみると、なんと588.2%も増加している。GS25が2021年に扱った日本酒の品目は約20にすぎなかったが、今年は120に拡大した。GS25やCUなどのコンビニブランドは、近いうちに日本酒にふさわしいおつまみを発売する予定だという。

 もはや韓国で人気の日本産アルコール商品は、ビール、ウイスキー、日本酒と広がり、その影響力は社会全般に広がりつつある。

(現地ジャーナリスト/ノ・ミンハ)

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