ギリシャは歴史と文化が豊かな国ですし、ギリシャ神話に代表されるように物語がギリシャのあちこちに隠されている国でもあるので、歴史ロマンに興味を抱く国民性の日本人にとっては魅力的な場所であり、ギリシャの人たちにとってもウエルカムだと想像できます」
佳子さまの大きな役割
そのような背景において、佳子さまのギリシャ公式訪問には大きな役割があるとつげ氏は言う。
「佳子さまが公式訪問されたことで、日本とギリシャの両国の国民に大きなインパクトを残すはずですし、観光誘致の起爆剤になることが大いに期待されているのだと思います」
佳子さまはパルテノン神殿の修復状況を1時間半かけて視察されたが、さらにリゾート地のケルキラ島の旧市街も訪問。
キルケラ島には、あの有名なジブリアニメの主人公の名前の由来が。
「宮崎駿監督の作品『風の谷のナウシカ』の主人公・ナウシカの名前の由来は、ギリシャ神話に出てくるキルケラ島の王女“ナウシカアー”という説があります。今回、佳子さまが訪問されることで、“今度行ってみよう”など日本人にとっても馴染み深いものになるのではないでしょうか」
佳子さまの海外公式訪問は、2019年のオーストリアとハンガリー、昨年のペルーに続き3回目。つげ氏は「3回目なので、佳子さまもご自覚を強くもたれていると拝察します」と話す。
今回は出発前、ギリシャの歴史や文化などについて5回にわたり、専門家からのレクチャー「ご進講」を受けられたそうだ。
佳子さまの装いに注目が
昨年のペルー訪問の際は、マチュピチュ遺跡で着用していたブルゾンが完売するなど、ファッションも話題になった。パルテノン神殿の視察の際には、白のワイドパンツ、パフスリーブの鮮やかなブルーの装いがギリシャの国旗カラーだと注目された。
佳子さまが着用していたものと同じものと思われるブルーのトップスのオンラインショップには、すでに問い合わせが入っているという。