メイン画像
この記事の写真をすべて見る

活発な雨雲は東へ移動しています。今夜は東海や関東甲信、東北を中心に滝のような非常に激しい雨が降る所もあるでしょう。風も強まるため、交通機関の乱れが生じるおそれもあります。明日29日(水)の明け方にかけて、大雨や暴風、高波に警戒してください。

今夜 東海や関東甲信、東北で雨のピーク 交通機関への影響に注意

画像A

今日28日(火)は、前線を伴った低気圧が本州の南岸を通過しています。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が次々に流れ込んでいるため、前線の活動が活発になっています。

高知県大栃(香美市物部)では、午後1時50分までの1時間に80.0ミリの猛烈な雨が降りました。活発な雨雲の中心は中国、四国や近畿でしたが、東へ移動しています。今夜は東海や関東甲信、東北を中心に「雨のピーク」となり、局地的には滝のような非常に激しい雨が降り、大雨になる所があるでしょう。
今夜にかけて愛知県や岐阜県、静岡県では「線状降水帯」が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒してください。

また、風も強まっています。和歌山県友ヶ島では、午前11時43分に最大瞬間風速33.6メートルの非常に強い南風が吹き荒れました。東海や関東甲信、東北でも風が強まってきており、明日29日(水)の明け方にかけて暴風や高波にも警戒が必要です。
すでに、鉄道など交通機関へ影響が出ている所があります。今夜は東海や関東甲信、東北南部を中心に交通機関への影響が出るおそれがありますので、早めの行動を心がけましょう。

大雨の時に危険な場所

画像B

大雨の時に特に危険な場所は以下の所です。

①河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

②運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

明日29日(水) 天気回復 カラッとした暑さ

画像C

明日29日(水)は前線を伴った低気圧は東へ離れ、天気は回復するでしょう。東海や関東甲信、北陸、東北では明け方まで激しい雨や雷雨の所がありますが、日中は晴れてきそうです。
午前中は沿岸部を中心に風の強い状態が続きますので、車の運転は横風に流されないよう、お気をつけください。

最高気温は、今日28日(火)と同じくらいか高くなる所が多く、関東甲信から九州では25度以上の所がほとんどです。甲府など内陸では30度くらいまで上がる所もあるでしょう。今日のムシムシとした空気とは違って、カラッとした空気に入れ替わります。ただ、日差しが暑く感じられますので、日傘や帽子などで直射日光を遮りましょう。外で長い時間、作業される方は、こまめな水分補給や休憩を心がけてください。

強い台風1号 明日29日(水)は大東島地方に最接近

画像D

強い台風1号は、今日28日(火)正午現在、フィリピンの東を1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルです。

台風は今後も発達しながらフィリピンの東から沖縄の南へ進み、次第に速度を速めながら、明日29日(水)の昼過ぎから夕方に大東島地方に最も接近する見込みです。大東島地方では、明日は非常に強い風が吹き、海上では次第にしけるでしょう。強風や高波に十分ご注意ください。
台風は31日(金)には日本の南へ移動し、伊豆諸島に近づくおそれがあります。東海や関東甲信、東北の太平洋側では湿った空気が流れ込みやすく、雨の降る所が多いでしょう。雨脚が強まる所もありそうです。

暮らしとモノ班 for promotion
いよいよ「Amazonプライムデー」開始!おすすめ商品やセールで得するために知っておきたいこと一挙紹介