メイン画像
この記事の写真をすべて見る

沖縄地方では21日に梅雨入りしてから、大雨となっています。今日24日も梅雨前線は南西諸島付近に停滞しており、沖縄地方では大気の状態が非常に不安定になっています。非常に激しい雨や激しい雨の降る所があるでしょう。

沖縄 梅雨入りしてから石垣島を中心に大雨

画像A

沖縄地方では21日に梅雨入りしてから、大雨となっています。

72時間雨量の最大値は、沖縄県宮古島で471.0ミリ(24日00時10分まで)、宮古空港で415.5ミリ(24日00時10分まで)と平年の5月ひと月の2倍以上の雨量となっています。また、南城市や那覇市でも200ミリを超す大雨となっています。

今日24日も大気の状態が非常に不安定

今日24日も梅雨前線は南西諸島付近に停滞しており、沖縄では大気の状態が非常に不安定になっています。11時半現在、沖縄本島地方を中心に発達した雨雲や雷雲がかかっています。読谷村では11時20分までの1時間に26.0ミリの土砂降りの雨となっています。

今日24日は、八重山地方では、多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨、沖縄本島地方では、多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降る見込みです。

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。宮古島地方では、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があり、いっそう注意が必要です。

また、落雷や竜巻などの激しい突風による被害の起こるおそれがありますので、屋外活動には注意してください。

大雨が発生 とるべき対応は

画像C

大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。

① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。

⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。