暑くなるとかいてしまう「汗」。そんな汗をかかなくする方法があるという事で、効果があるのかどうかを検証するために実験をしてみました。

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汗をかかなくする方法とは?

汗を止めるために使うものは「さらし」です。このさらしを、体に巻き付けると汗が止まるそうなのです。舞妓さんなどが実践している方法を参考にしているという事で、専用の商品まで販売されています。

やり方は、脇から胸の上にかけてさらしを巻いて、きつく圧迫するという方法です。こうすることで、顔や手に汗をかかなくなるそうです。今回は、北海道生まれ北海道育ちの自他ともに認める暑がりである、植田さんに協力してもらい実験をしていきます。

まず比較のために、さらしを巻かない状態で軽い運動をしてもらい、どの程度汗をかくのか確認します。次にさらしを巻いた状態で同じ運動をしてもらい、本当に汗をかかないのか実験をします。


比較実験:さらしを巻かない状態で運動をしてみる

さらしを巻かない状態で、3分間軽い運動をしてもらいました。汗をかきやすいように、部屋の空調を止めて、セーターと上着を着てもらっています。

3分後に確認してみると、額には汗が噴き出て、もみあげの部分にも汗が流れるほどでした。暑さを感じて汗をかいている自覚がある状態です。


実験本番:さらしを巻いて運動をしてみる

クールダウンをして体の熱を冷ましてもらい、いよいよ実験本番です。
さらしで脇と胸の上を圧迫した状態で、先ほどと同じ条件で3分間の軽い運動をしてもらいます。

3分後に確認をしてみると、額には若干汗をかいている様子はあったのですが、先ほどよりは量が少なくなっていました。もみあげの部分には全く汗が流れていませんでした。体の熱さは感じるものの、顔や頭に汗をかいているという不快感はないという事でした。さらしで圧迫されている事に意識が向いて、汗をかかなかったのかも知れないと感じたそうです。

今回の実験の結果、さらしを巻くことは汗を止める効果がありそうという事が分かりました。
ただ、さらしというものがあまり一般的ではないかも知れませんし、体にきつく巻き付けるのも大変だと思いますので、ここぞという時のアイデアとして知っておくといいかもしれません。

動画解説:工藤 佳奈子、植田 純生