メイン画像
この記事の写真をすべて見る

関東地方は今夜から明日13日(月)にかけて雨が降るでしょう。雨の量が増えて、今年一番の大雨になる所もありそうです。土砂災害や低い土地への浸水、川の増水などに警戒が必要です。

関東地方は今年一番の大雨か?

画像A

今夜から明日13日(月)にかけて、本州の南岸付近を前線が東進するでしょう。関東地方では今夜には広い範囲で雨が降り出し、明日13日(月)の夜にかけて断続的に雨が降る見込みです。

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、明日の明け方ごろから昼ごろにかけて発達した雲が次々とかかるでしょう。局地的に雷を伴った雨が降り、大雨になりそうです。明日一日に降る雨の量が今年一番の雨量となる所もあるでしょう。また、南よりの風も強まり、横殴りの雨となる所もありそうです。

一番上の図は、明日13日(月)の18時までの24時間に予想される雨の量ですが、関東のほとんどで50ミリほどの雨が降り、神奈川西部や東海地方では100ミリ~200ミリの雨が予想されています。

特に朝の通勤通学の時間帯は、大雨や強風によって交通機関の乱れが出ることも考えられます。時間に余裕を持ち、丈夫な傘や雨に濡れた場合のタオルなど準備すると良いでしょう。大雨により土砂災害や低い土地への浸水、川の増水などの恐れもありますので、警戒が必要です。

大雨が発生 とるべき対応は

画像B

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。

① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。

⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。