雨のシーズンが間もなくやってきます。沖縄地方や奄美地方では梅雨入りが近づいています。本格的な雨のシーズを前に、側溝や雨どいの掃除など準備を進めておきましょう。
梅雨入りはいつ?
梅雨入りの平年は、沖縄地方5月10日ごろ、奄美地方5月12日ごろと、まもなく本格的な雨のシーズンとなります。
沖縄地方と奄美地方の、この10年の梅雨入りの時期を見ると、平年より早いのはともに3回、遅いのは7回となっています。2018年は沖縄地方で6月1日ごろと平年より3週間程度遅いこともあります。今年も平年より遅くなる見通しです。ではいつごろ梅雨入りするのか?気になる所ですが、週間天気図をみてみると、19日(日)ごろに前線が明瞭になります。この前線がその後南下し、奄美地方から沖縄地方付近に停滞する見込みです。
5月後半の天気は?
5月後半の天気は、那覇や奄美で曇りや雨の日が続く予想です。梅雨入りの発表がなくてもスッキリしない天気となりそうです。
また、湿った空気も流れ込みやすいため、雨脚の強まることもありそうです。本格的な雨のシーズンを前に側溝や雨どいの清掃や雨によって流されやすい物をしまっておくなど、雨の準備を進めておくとよいでしょう。
大雨の備え
大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。