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「黄砂」が日本列島に飛来するのは3月と4月がピークで、5月も度々飛来することがあります。今日26日(金)は東京で黄砂が観測されました。明日27日(土)は東日本では黄砂の影響は解消しますが、北日本では影響が続きそうです。

「黄砂」の飛来 いつ頃まで多い?

上の図は黄砂観測日数の平年値です。黄砂の観測をしていた11地点(札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇※)について、黄砂現象が観測された日数を月別に集計し、1991年から2020年の30年で平均した値です(気象庁調べ)。

平年では、3月と4月がピークですが、5月も2.7日と度々黄砂が飛来しており、5月いっぱいは注意が必要になります。その後、6月になると黄砂観測日数はグッと減り、7月から9月はほとんど観測されなくなります。

もう少し黄砂の飛来が多い時期が続くため、注意が必要です。

※札幌・仙台・新潟・名古屋・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇では2024年3月26日に黄砂の観測を終了し、現在は東京と大阪で観測しています。

今日26日も東京で黄砂を観測 北日本は明日27日まで影響続く

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今月17日(水)から19日(金)にかけて広い範囲で黄砂が観測されました。

今日26日(金)も東京で黄砂が観測されています。明日27日(土)は東日本では黄砂の影響は次第に解消しますが、北日本では黄砂の飛来が予想されており、引き続き注意が必要です。

「黄砂」の濃度や視程とその影響

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黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増え、視程が5キロメートル未満になると、車や洗濯物などへの砂の付着が目立ち始めてきます。さらに濃くなって、視程が2キロメートル未満になると、小型航空機の運航など交通機関への影響がでることもあります。(視程とは、水平方向で見通しの効く距離です。)

黄砂が飛来すると予想される場合は、洗濯物が汚れないよう部屋干しが安心です。また、車に黄砂が付着してしまった場合は、タオルやぞうきんで拭くと細かなキズをつけてしまうことがあります。高圧洗浄などの水洗いが効果的とされています。

黄砂が体に与える影響と対策

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さらに、環境省によりますと、黄砂の飛来によって、呼吸器に係る疾患の症状の悪化も指摘されています。黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。また、黄砂の飛来により気道や目、皮膚症状の悪化が見られる場合があります。喘息など呼吸器疾患のある人は特に注意が必要です。

黄砂の健康への影響を予防するには以下の3つのポイントがあります。
① 日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。
② 黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。
③ 黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。