明日26日~明後日27日は東日本、北日本を中心に黄砂が飛来。東日本は明日26日まで、北日本は明後日まで影響が続く見込み。見通しが10キロ未満となり、5キロ未満になる所も。洗濯物や車が汚れたり、アレルギー症状がひどくなったりする可能性もあるため、影響に注意を。
今月17日・18日・19日は広く黄砂が飛来
今月17日から19日にかけては、九州から東北にかけての広い範囲で黄砂が観測されました。
東京と大阪では、17日、18日、19日と3日間連続で黄砂を観測しました。
黄砂によって、車が汚れたという方や、人によっては体調がすぐれなかった、肌荒れがひどくなったという声も聞きました。
色々と生活にも影響が及ぶ黄砂ですが、明日26日からは東日本、北日本を中心にまた黄砂が飛来する見込みです。
また黄砂飛来 明日26日~27日まで東日本、北日本に影響
東日本は明日26日まで、北日本は明後日27日まで影響が続くでしょう。
見通しは10キロ未満となり、場所によっては5キロ未満になる所もあるでしょう。
北陸や関東北部、東北を中心にやや濃い黄砂が流れ込む予想が出ています。
洗濯物や車に汚れがついたり、アレルギーなど症状がひどくなったりする可能性もあるでしょう。
明日26日は全国的に気温が上がり、黄砂の飛来が予想される東日本から北日本も広く25℃以上の夏日となり、30℃以上の真夏日にある所もあるでしょう。できればマスクを避けたくなるような暑さですが、外出の際は顔のサイズに合ったマスクをするなど、体内に黄砂が入り込まないようにご注意ください。また、洗濯物は室内に干した方が良さそうです。
また、場所によっては交通にも影響が出ることもあり、注意が必要です。
黄砂はどこから? 影響は?
黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。
黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。
黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。
黄砂の健康への影響を予防するには
黄砂の健康への影響を予防するには以下の3つのポイントがあります。
① 日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。
② 黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。
③ 黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。