天皇、皇后両陛下主催の「春の園遊会」が23日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた。今回が「園遊会デビュー」となった長女愛子さまを見守る母・雅子さまの装いについて、皇室の装いに詳しい専門家は「皇后の品格」があったと称賛する。そして、雅子さまと愛子さまがおそろいの場となれば、おふたりで装いを合わせる「リンクコーデ」も注目された。今回の園遊会では?
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園遊会での愛子さまの装いは、淡いピンク。園遊会デビューらしさがあふれる、フレッシュな気品があった。
一方、愛子さまの母親である皇后・雅子さまの装いについて、皇室の装いに詳しい歴史文化学研究者の青木淳子氏は「皇后の品格がありながらもスタイリッシュ」と称賛する。
「雅子さまは、遠目には白にも見える淡いペパーミントグリーンのスーツでした。光沢のある生地で、薄曇りのお天気でも、周囲をパッと明るく照らす効果があったと思います。襟の後ろは首元に沿い、前部分はヘチマカラーのように、自然に開いた形で、お顔が引き立ちます。襟先が尖っており、シャープさがあります。丈は短めで、スカートはほぼまっすぐな、タイトスカート。皇后の品格がありながらも、雅子さまらしいスタイリッシュな装いです」
雅子さまは、こうしたスタイリッシュなスーツが本当によくお似合いだ。
青木氏が思い出したのは、2023年6月、即位後初となる国際親善のためにインドネシアを公式訪問されたときの雅子さまのスーツだった。
「今回のスーツは、インドネシアのボゴール植物園を訪問された時にお召しになっていたものと、よく似ていますね」