その後、次女と息子はこの学校で小学生になり中学生になり、現在は高校生になりました。2人の節目の学年でそれぞれPTA役員をしてきたことにより、イベントを身近に感じ、先生たちとの距離も近くなりました。この学校で足が不自由な子どもを受け入れたのは息子が初めてです。学校に行く機会が増えることにより、たまたま校庭で体育の授業をしているところに遭遇したり、移動教室で荷物を持って階段を上っているところを見かけて安心したりできたのも役員の“特権”だと思っています。

持続可能な活動に

 私が長年PTA役員をしているのは、息子を育ててくださっている学校への感謝の気持ちが大きいのも事実ですが、何よりも「一度経験してみたら楽しかった」ことが最大の理由です。役員を引き受けることに負担を感じなくなったのです。

 近年、新学期になるとPTAに関する記事を見かけることがありますが、PTA活動は悪いことばかりではありません。一方で、共働き世帯が増える中、平日の活動に参加できない方が多い現状もよく理解しているつもりです。我が家の子どもたちが通う学校も例外ではありません。イベント当日にスポット的な役割を増やしたりするだけでもつながりは生まれます。時代に合う持続可能な活動にシフトしていくことで、学校も活性化するのではないかと思っています。

 PTA役員のすすめ。皆さまもいかがですか?

 ※AERAオンライン限定記事

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