エッセイ集『私だけの水槽』の発売を記念し、4月17日に松井玲奈さん(32)が紀伊國屋書店新宿本店で刊行記念会見を行った。
苦手なことも好きなことも、ありのままを書き綴る最新エッセイ集。刊行記念会見の模様を、ほぼ全文公開します!
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ストローでジュースを上手く吸い込めなくても、歌が苦手でも、自分に敬意を払って、日々を過ごす。苦手なことも好きなことも、ありのままを書き綴る最新エッセイ集『私だけの水槽』は、「小説トリッパー」(朝日新聞出版刊)の連載に書き下ろし4作品を加えた1冊。
多くのマスコミを前に行った刊行記念会見の模様を、ほぼ全文公開します!
――『私だけの水槽』を初めて手に取ったときに感じた思いは
「小説トリッパー」での連載が長期に渡っていたので、やはり自分が書き溜めていたものが1冊の本になることがすごく嬉しいです。『私だけの水槽が』が、今からいろいろな人の手に渡り、楽しんでいただけることを考えると、すごくワクワクする気持ちが生まれてきました。
この本には日常の話だったり、役作りで悩んでしまったこと、一緒に生活している猫ちゃん2匹との話も書いていたりします。ミュージカルのオーディションに落ちた話も書きました。
私は自分の内面の苦手な部分やマイナスな部分を出していくことを恥ずかしいとは思っていなくて。いろいろな人に自分のことをもっと身近に感じてもらいたいんです。
読んでいただいている皆さんと私は同じ。いろんなことで悩むし、躓くし、美味しいものを食べたら嬉しい。そういうことを知ってもらいたいです。