――役者として芝居をすること、作家として文章を書くこと。それぞれ、松井さんにとってどのような存在でしょうか。面白さや共通点は?

 お芝居をするときは「自分ではない人に近づいていく感覚」が強く、エッセイは「自分から半径1メートルもないぐらいで起こることを書く」ことが多いんです。

 自分自身を切り取るというのとは違うのかもしれないですけど、なんとなくですが、役者は「自ら寄せていくもの」、作家は「自分から出すもの」ということが大きな違いなのかなとは思います。

 共通点は難しいですね。まだ見つけられてないかもしれないです。

ドラマや映画などで最後まで生きていたいな

――今後挑戦してみたいことは

 またチャンスがあれば新しいエッセイ本を出版したいと思います。エッセイを書くのはとても好きなので、これから先もずっとライフワークにしていけたら幸せだなと思います。

ファンからの言葉に、思わず笑顔がこぼれる。松井玲奈さんの周りには、温かい空気が流れていく
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挑戦したことがない……