5日放送の「ハマダ歌謡祭・オオカミ少年」(TBS・午後7時)は「平成VS.昭和世代2時間SP」だ。後藤真希&城田優がコブクロ×絢香の名曲に挑戦したり、市川右團次がマツケンサンバ熱唱など盛りだくさん。キムタクのドラマの名シーンを大公開し、主題歌イントロクイズもありたっぷり楽しめる2時間に。ハマダ歌謡祭の出演者ではおなじみの後藤真希の過去の記事を振り返る。(「AERA dot.」2019年7月14日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)
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7月10日放送の「梅沢富美男のズバッと聞きます!」は「モー娘。同窓会SP」だった。そのなかで矢口真里がちょうど20年前の出来事をこう振り返った。
「次の曲が売れなかったら、ちょっとやばいねっていうのをマネージャーさんから言われてて。もう、やばいね、イコール、解散なんですよ。で、次に出したのが『LOVEマシーン』っていう曲だったんで。後藤(真希)も入ってきて、うちらは救世主だねって言ってて。逆に、すっごい可愛い子、来たからラッキー!って」
結成から2年弱を経て、岐路に立たされていたモーニング娘。に当時13歳(中2)のゴマキこと後藤真希が加入。彼女がセンターを務めた「LOVEマシーン」の国民的大ヒットにより、モー娘。の黄金時代が始まったことへの回想である。
MCからは「自分のポジションが奪われるという思いはなかったのか?」という質問も飛んだが、
「なっちはもしかしたら思ったかもしれない、それまでセンターだったから。うちらサイド側は全然もう」
と答えた。こうしたやりとりから、当時のことをまざまざと思い出す人も多いだろう。それくらい、ゴマキの出現は衝撃的だったのだ。
結婚、離婚、不倫、損害賠償……
それから20年、彼女は依然として注目を浴びている。14年に3歳下の地元の後輩と結婚して、2児をもうけていたが、今年3月、元恋人との不倫が発覚。その後、夫が元恋人に損害賠償を請求したり、元恋人が夫からゴマキへのDVを主張したりと、ドロドロの展開になった。それでも、6月に和解が成立。今月に入ると、4ヶ月ぶりにインスタグラムを再開して、それもニュースとしてとりあげられた。
とはいえ、救世主とまで呼ばれた20年前に比べると、失速感は否めない。浮き沈みは芸能界の常とはいえ、安室奈美恵のように20年以上、トップに君臨し続けた人もいるのだ。ゴマキはなぜ、そうなれなかったのだろう。その理由を考えるうえで浮かんでくるキーワードがある。「普通」と「ヤンキー」だ。