天皇、皇后両陛下の長女、愛子さまの社会人としての生活がスタートした。4月1日の入社式で見せた、紺色のシンプルなスーツ。そしてアクセサリーもつけず、お化粧も極力抑えた姿は、愛子さまの覚悟がにじむものだったとファッションの専門家は指摘する。
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「頑張って行ってらっしゃい」
4月1日、陛下と雅子さまは、日赤の入社式のために初出勤する愛子さまに、こう声をかけたという。
この日、本社では辞令の交付式と、新入社員らを対象とした説明会があった。
交付式では清家篤社長が、
「敬宮(としのみや)愛子」
と名前を読み上げ、配属先である青少年・ボランティア課への通知書を愛子さまに渡した。
愛子さまがお召しだったフレッシャーズスーツは、紺色のすっきりとしたスーツに白のシャツ、黒のパンプスを合わせた清潔感のある装いだった。
公務やご静養時に身に着けることも多いパールなどのイヤリングや、ネックレスの装飾品もない。卒業式では薄く塗っていたマニキュアも落とすなど、シンプルな装いに徹していた。
髪形も、横の髪を少しねじってアレンジしているようにも見えるが、すっきりとひとつに結んでいた。
何より公務や卒業式では、ナチュラルメイクながらも眉やアイラインもしっかりと描かれ、淡いピンク系のリップやチークがよくお似合いだったが、入社式では眉は整えてはいるものの、アイメイクやファンデーション、リップもかなり薄く抑えられ、「素顔」に近いお化粧だった。