イギリス王室では、チャールズ国王とカミラ夫人のアカウントが「ザ・ロイヤル・ファミリー/The Royal Family (@theroyalfamily)」でフォロワー1340万人、ウィリアム皇太子とキャサリン妃のアカウントは「プリンス&プリンセス・オブ・ウェールズ/The Prince and Princess of Wales (@princeandprincessofwales)」でフォローは1598万人いる。(フォロワー数は4月1日現在)

 イギリス王室のように、日本の皇室でもさまざまな皇族アカウントができる日が来るかもしれない。

「イギリス王室では、最近、皇太子家のアカウントからキャサリン妃がガンを公表されました。ゆくゆくは秋篠宮家とかもアカウントを持つことを模索されるとは思います」と河西氏は話す。

 また、この4月からInstagramが始まる背景には「愛子さま人気もあるのでは」と河西氏は推察する。

「コンテンツとして新社会人になられる“愛子さま”があるので、そこも狙っているのかもしれません。3月26日、愛子さまが伊勢神宮参拝に向かう日に、たまたま仕事で名古屋駅にいましたが、結構な人数の人が駅に集まっていました」

伊勢神宮内宮に参拝する天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2024年3月26日

 愛子さまの初めてお一人での伊勢神宮参拝は大いに注目を集め、Xには東海道新幹線の名古屋駅から近鉄特急に乗り換える愛子さまを撮影した動画があげられたり、YouTubeにも愛子さまの伊勢神宮参拝から帰京までの動画もアップされている。

 YouTubeなどの動画は、きちんと編集され、テロップも流れ、愛子さまの自然で初々しい様子が映し出されていた。だからこそ、河西氏は「タイムリーさ」を強調する。

「一般の人がそうした動画をすぐにあげられる時代なので、宮内庁広報室自体がタイムリーさを持ってやっていくべきだとは強く思います」

 公式アカウント名は「宮内庁/Imperial Household Agency」、IDは「kunaicho_jp」。フォローして投稿を楽しみにしたい。(AERA dot.編集部・太田裕子)

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