水上恒司(写真:Pasya/アフロ)

強い覚悟を感じる表情

 11月公開の人気ヤンキー漫画の実写化で、品川ヒロシが監督・脚本を務める映画「OUT」では準主役を演じ、12月には、福原遥とのW主演で特攻隊員を演じる映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」も控えている。彼の言葉通り、顔を見る機会は格段に増えている。

 ドラマウォッチャーの中村裕一氏は、水上の魅力をこう分析する。

「水上は瞳の輝き、つまり“目ヂカラ”がものすごくある俳優だと思います。ちょっと古い表現ですが“ハンサム”というフレーズがぴったりというか、どこか昭和っぽい懐かしさを感じさせる顔立ちも魅力の一つです。8月に放送された森田剛主演のNHKドラマ『アナウンサーたちの戦争』でも、太平洋戦争で学徒動員によって駆り出され、戦地に赴く特攻隊員の役で出演し、無念さを帯びた静かな怒りの表情とともに、森田と真正面からぶつかる芝居が印象的でした。『ブキウギ』もそうですが、強い意志や決意、覚悟を感じさせる表情がその顔立ちと相まって、昭和を舞台にしたドラマがよく似合うのかもしれません。もちろん、『真夏のシンデレラ』では現代ドラマにもしっかりと対応し、幅の広さを見せてくれました。トラブルにも毅然と立ち向かい自分を見失わない堅固な心だけでなく、どんな状況にも対応できる柔軟性で、これからさらなる活躍に期待できそうです」

 改名し心機一転した水上。再スタートはすこぶる順調だ。

(雛里美和)

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