河合優実(写真:2022 TIFF/アフロ)

学生時代から「大人計画」に心酔

 バラエティーやトーク番組にほとんど出演しないため、プライベートはあまり知られていないが、過去のインタビューなどによると、2000年に東京・練馬区で生まれた河合は、3姉妹の長女。父は医師、母は看護師という家庭で育った。

 週刊誌の芸能担当記者は言う。

「小学生時代からダンススクールに通い、高校は偏差値68の進学校に通っていたそうです。周囲から『山口百恵に似てる』と言われ、完コピして文化祭のステージに立ったこともあるとか。宮藤官九郎さんが所属する劇団大人計画の舞台に魅了され、大学は宮藤さんと同じ日大芸術学部に進学。18歳の時にドラマで女優デビューを果たし、日芸の演劇学科で学びながらさまざまな作品に出演し続けていました」

 転機となったのは、20年に大人計画の主宰である松尾スズキが作演出を務めたミュージカル『フリムンシスターズ』。長澤まさみ、阿部サダヲら大物俳優が出演する中で、河合は小さい役ながら、キャリア2年目でメジャー作品に抜擢された。

「大人計画に魅了されて芝居の世界に飛び込んだ彼女が、デビュー後まもなく松尾さんや宮藤さんの作品に常連女優として呼ばれたというのは、演技の実力はさることながら、作品を引き寄せる強運を持っているからでしょう」(同)

 現在は、オダギリジョーや光石研ら個性派俳優が多数所属する芸能事務所に名を連ねる。そんな河合について「すべてを兼ね備えている」と絶賛するのは映画ライターだ。

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