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広い範囲でスギ花粉の飛散がピークを迎えています。この土日は各地で冬の寒さとなりますが、スギ花粉が大量飛散する見込みです。花粉症の方は、万全な対策を心がけてください。来週もスギのピークが続く見込み。また、九州はヒノキ花粉が飛散開始となり、増加している所も。

明日9日 寒さの中、花粉が大量飛散

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九州から関東にかけての広い範囲でスギ花粉の飛散がピークを迎えています。この週末はスギ花粉が大量飛散する所が多く、どこに行くにも対策が欠かせないでしょう。

明日9日(土)は、冬型の気圧配置となり、上空に寒気が流れ込むため、全国的に冬の寒さとなりそうです。
日本海側は雪や吹雪となり、北陸や東北の日本海側ではまとまった雪になる所もあるでしょう。
太平洋側は広く晴れますが、風が強いため、東海や近畿など一部に雪雲や雨雲が流れ込みそうです。関東は朝から晴れますが、風が冷たいでしょう。

気温は平年を下回る所がほとんどで、名古屋市や大阪市など10℃以下でしょう。
気温が低めでも、スギ花粉が大量飛散する見込みです。花粉症の方は、万全な対策を心がけてください。

週明けは西から雨 雨上がりは花粉の急増に注意

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10日(日)は午前中はまだ風が冷たく、日本海側では雪が続くでしょう。午後は次第に雪の降り方が弱まりそうです。
太平洋側は穏やかに晴れる所が多く、冷たい風がおさまって寒さが和らぐ見込みです。空気が乾燥して、花粉が一層飛散しやすい条件となりますので、ご注意ください。

週明けは、九州から次第に雨の範囲が広がり、12日(火)は、西日本から東北まで広く雨が降るでしょう。太平洋側ほど雨が強まり、花粉の飛散はいったん落ち着きそうです。ただ、その後天気の回復とともに、気温も一気に上昇しやすくなり、花粉がこれまで以上に、大量に飛散しやすくなりそうです。花粉症の方は、しっかり心構えをして、対策を忘れないようにしてください。

来週にかけて広くスギ花粉ピーク 九州はヒノキ花粉が飛散開始

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九州から東北にかけての広い範囲でスギ花粉の飛散がピークを迎えています。
東京都保険医療局の情報によりますと、3月1日~3日にかけて、都内のスギ花粉の観測値がかなり多くなり、千代田区では3日連続で100個/㎝²以上となり(3月1日:150.6個/㎝²、2日:111.4個/㎝²、3日:117.6個/㎝²)、立川市では3日連続で400個/㎝²以上の花粉を観測しました。

スギ・ヒノキ花粉のピーク予測をみると、3月中旬にかけては、広い範囲でスギ花粉の飛散ピークが続くでしょう。来週は今週に比べて、気温も上昇しやすくなります。スギの最盛期となり、特に、晴れて気温が上がる日は花粉が飛びやすい条件となります。

また、九州のスギ花粉は、ピーク後半に入ってきましたが、ヒノキ花粉が観測され始め、少しずつ増加しています。長崎県佐世保市では2月26日に、大分県佐伯市では3月6日にヒノキ花粉の飛散が開始となりました。

九州は3月中旬から、中国、四国から関東も3月下旬以降は、次第にヒノキ花粉がピークとなり、4月にかけて続く見込みです。
スギ花粉に反応のある方は、ヒノキ花粉にも反応される方が多いため、花粉症の方は、万全な対策を心がけてください。