川島海荷さん(撮影/写真映像部・和仁貢介)
この記事の写真をすべて見る

 昨年末、12歳から18年間所属した大手芸能事務所から離れ、フリーとして活動する女優の川島海荷さん(30)。子役としてデビューした後は、役者だけでなく、アイドルとしての活動や「ZIP!」(日本テレビ系)で総合司会を務めるなど、幅広く活躍してきた。そんな川島さんが30歳を前にしてフリーになった背景には、どんな変化があったのか。フリーになったきっかけや話題になった「うみ活」、そして、長年のコンプレックスだったという「童顔」に対する今の気持ちなどを聞いた。

【写真】30歳でグっと大人っぽくなった川島海荷さん

*  *  *

「30歳という年齢が、自分にとっての分岐点になると思いました」

 川島さんはフリーになったきっかけをそう語った。

「12歳からこのお仕事をさせてもらって、何かを変える最後のチャンスかなって思いました。新しい環境に自分を投げ出すって、体力とやる気がみなぎっているときじゃないと結構しんどいことなので。できることが増えて、年齢的にもアクティブに動ける今だからこそ挑戦するべきだなって、直感的にピンときたんです」

 独立してから、まだ数カ月。今後については、当然、不安もあるという。その心境を、川島さんは「マリッジブルーの仕事版みたい」と表現する。

「期待と不安と半々ですね。これまで事務所の人が育ててきてくれた自分のイメージやこの世界での立ち位置は大事にしたいと思うんですけど、やっぱり『これからどうなっちゃうんだろう、仕事あるのかな』っていう不安もすごくあります」

著者プロフィールを見る
唐澤俊介

唐澤俊介

1994年、群馬県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。朝日新聞盛岡総局、「週刊朝日」を経て、「AERAdot.」編集部に。二児の父。仕事に育児にとせわしく過ごしています。政治、経済、IT(AIなど)、スポーツ、芸能など、雑多に取材しています。写真は妻が作ってくれたゴリラストラップ。

唐澤俊介の記事一覧はこちら
次のページ
フリーに転身した理由とは…