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 写真家の故木村伊兵衛氏の業績を記念し、1975年に創設された木村伊兵衛写真賞は今年度、第48回を迎えました。先日一次選考が行われ、ノミネート作家とその作品が決定しました。

【写真】6人の作家をノミネート! 第48回木村伊兵衛写真賞

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 朝日新聞社は日本の写真の発展に尽くした木村伊兵衛氏の業績を記念して、1975年に「木村伊兵衛写真賞」を設け、2008年4月に出版部門が朝日新聞出版として独立した後は、両社の共催となりました。

 選考は、写真関係者の方々からアンケートにより候補者を推薦いただき、選考委員である写真家の大西みつぐさん、長島有里枝さん、澤田知子さん、今森光彦さんが評議を重ねました。

 その結果、作家6人とその作品がノミネートされました。

選考委員4人(左から時計まわりに)今森光彦さん、澤田知子さん、大西みつぐさん、長島有里枝さん(このページすべて撮影:和仁貢介/朝日新聞出版写真映像部)

第48回木村伊兵衛写真賞の受賞者は3月下旬に発表

 二次選考で第48回木村伊兵衛写真賞の受賞者を決定し、3月下旬に朝日新聞紙面および朝日新聞出版ニュースサイト「AERA dot.」にて受賞者と作品を発表いたします。

<ノミネート作家・作品>

【うつゆみこ】

写真集『Wunderkammer(ヴンダーカマー)』 (ふげん社)

・展示「『Wunderkammer』刊行記念展」2023年11/10~26(コミュニケーションギャラリーふげん社)

・展示「あ た ま き ま ま ら っ きー」2023年12/7~24(OGU MAG+)

・展示「見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol.20」2023年10/27~2024年1/21(東京都写真美術館) 

【金川晋吾】(かながわ・しんご)

・写真集『長い間』 (ナナルイ)

【金仁淑】(キム・インスク)

・展示 恵比寿映像祭2023「《Eye to Eye》10チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション」2023年2/3~3/26(東京都写真美術館)※作品名:「Eye to Eye」

・展示「Between Breads and Noodles」2023年2/25~3/25(GALLERY MoMo)

【清水裕貴】(しみず・ゆき)

・写真集『岸』(赤々舎)

・展示「眠れば潮」2023年7/30~8/13(PURPLE)

・展示「よみがえりの川」2023年2/8〜3/4(スタジオ35分)

・展示「海は地下室に眠る」2023年5/20~6/4(museum shop T)

【中西敏貴】(なかにし・としき)

・写真集『オプタテシケ』 (Case Publishing)

・展示「地と記憶」2023年12/5~23(IG Photo Gallery)

【村越としや】(むらこし・としや)

・展示 福島アートアニュアル2023「境界を跨ぐ─村越としや・根本裕子」2023年1/28~3/5(福島県立美術館)

・展示「より深い静けさのために風は唱う」2023年6/23〜7/16(Roll)

一次選考会では、約4時間にもわたって多くの意見が寄せられた

(木村伊兵衛写真賞事務局長 長谷川拓美)