1980年、大阪生まれ。2003 年に出演した韓国の「ダンキンドーナツ」の CMをきっかけに韓国で活動、出演映画「神弓-KAMIYUMI-」「バトル・オーシャン 海上決戦」が大ヒット。16 年から日本で活動を開始。主な出演作に、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、「ノーサイドゲーム」、NHK 連続テレビ小説「まんぷく」、NHK 大河ドラマ「青天を衝け」など。1月19日公開の映画「ゴールデンカムイ」に出演。2~4月、ミュージカル「ボディガード」にフランク・ファーマー役で出演(撮影/写真映像部・松永卓也)

 感情をあらわにしないボディガードとは裏腹に、茶目っ気あふれる笑顔を見せる。

「コロナ禍のときはいろんなことが制限されていて、見に来られなかった人も、声出したくても出せなかった人も、残念だっただろうなっていう思いが強い。そういう意味で、今回は思う存分、一緒に盛り上がりたいですね。間違いなく幸せな気持ちになれる舞台なので」

 そう今作に対する思いを口にした大谷さん。常々、「人生を豊かにすることがね、僕の目標」だと語っているが、仕事以外での現在の具体的な目標は?

長年続けているというトレーニング。「もう本当に基本的なことです。特別なことは何もしなくて、軽いランニングと、軽い筋トレ。そんな根詰めてやりません。毎日とか2日にいっぺんとかではなく、心地よく続けられるレベルで。動けなくなるのが嫌なんですよね、イライラする(笑)。バレーの試合とかもあるので、モチベーションはけっこう保ちやすいですね」(撮影/写真映像部・松永卓也)

「趣味とか、友達づきあいって言ったら、ベタすぎますもんね(笑)。あ、いま、一個チャレンジしたいことがあって。バレーボールをやっていると、体育館のバスケットボールのリングをみんな目標にするんですね。みんな高さを競うんです、特に身長が伸びていく過程で。僕がいちばん元気だった高校のときは、調子いいとリングをつかめたんですよ。その高さは、だいたい3メーター10ちょいって言われてるんですけど、それが、昨年の夏、試したらほぼつかめたんですね。ちょっと幼稚ですけど、それがもう、びっくりして、嬉しくって(笑)。頑張ってずっとトレーニングしてきてよかったな、サボらなくてよかったなって。だから24年は、もう1回リングにぶら下がりたいです。それができたら、また大きな自信になる気がしますね」

(構成/編集部・伏見美雪)

AERA 2024年1月29日号に加筆

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