そう考えると、【貧乏】の項目にあるような環境にいれば、気づかぬうちに頭が混乱していくような気がします。今の部屋が自分の心や体にどんな感じを与えているか、一度、振り返ってみてください。誰だって心地がいいのは、明るくてきれいでいい匂いの部屋でしょう。
まずは、「心地がいい」と思える部屋にすることが、人生を変える第一歩です。
心地のいい部屋に住むと、元気、勇気、やる気がみなぎります。それは「空(から)の気」に前向きな「気」が加わるから。お金持ちの部屋の哲学をマネすれば、あなたの部屋の「気」にも「お金持ちマインド」が加わるはず。「学ぶ」の語源は「真似ぶ」だとも言われます。つまり、「マネる」は「学ぶ」こと。
マネしてみるだけで、お金持ちマインドがわかってきますよ!
鏡で己を見て、いい香りを漂わせよう!
お金持ちの「真似ポイント」はたくさんあるのですが、今回は2つご紹介しましょう。
■お金持ちは「玄関に鏡」を置いている
お金持ちの家を訪ねて、ほぼ100%共通していたのが、「玄関に大きな鏡がある」ことです。全身が映るサイズは基本ですが、とにかく大きな鏡が多かった!
なぜ、お金持ちが大きな鏡を持っているのか。それは「鏡=己(おのれ)」だからです。つまり、鏡で自分を確認することの大切さを知っているのです。
例えば、出かける前に玄関の鏡を見て「あ、襟が曲がっている。これでは失礼だ!」と気づけるかどうか。
これが、お金持ちになれる人か、なれない人かの分かれ道。人を不愉快にさせる行為、がっかりさせる行為を無意識にしていては、「人の気持ちを考えられない人だ」と全身で表現しているようなもの。その無神経さが、どれだけ自分の評価を下げるか……。お金持ちは、その怖さを知っているのです。
ですから、自分が人の目にどう映っているかに気づき、相手の気持ちを察して、そのうえで気遣いをする。お金持ちはそれが自然とできる人なんだと思います。
玄関だけでなく、各部屋にいくつもの鏡を置いているお金持ちもいました。鏡を見れば見るほど自分の見せ方がわかってくるので、自然とそれができる部屋になっているんだなと感じました。
家を出る前に、身だしなみをチェックして、清潔感を保てているかどうか? 人にどう見られているかを確認することが、人への気遣いにもつながります。