慶應高校の丸田湊斗選手(3年) 撮影/加藤夏子

 まもなく暮れる2023年を、AERA dot.で読まれた記事で振り返ります。8月は、夏の甲子園慶応が107年ぶりに全国制覇。日大アメフト部では、大麻などを隠し持っていたとして部員が逮捕され、その後問題が拡大していきました。また、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出が始まりました。AERA dot.では、甲子園で「美白王子」と話題になった慶応の選手の記事「慶応高校丸田湊斗選手が甲子園の『美白王子』と話題 『なぜここまで美白?』に男性美容研究家の答えは」が読まれました(肩書や年齢等は配信時のまま)。

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 夏の甲子園大会は、1920年以来、103年ぶりの4強進出を決めた慶応(神奈川)が土浦日大(茨城)との関東勢対決に挑み、2-0で決勝へと駒を進めた。今大会の慶応高校といえば、話題のひとつは「脱坊主」のさらさらヘアと肌の白さだ。なぜ、ここまで美白なのか? 男性美容研究家・藤村岳さんに話を聞いた。
 

 帝京高校野球部出身の「とんねるず」の石橋貴明は、自身のラジオ番組で「慶応高校なんか見ていると、髪の毛がオシャレで。なんかノンプロの選手というか慶応の大学生がやってるのかなってぐらい」とコメント。

 ひと昔前の「高校球児」のイメージと異なる慶応ナインだが、その中でも人気を集めているのが、SNSで「慶応のプリンス」「美白王子」などと拡散されている、1番バッター「丸田湊斗(まるたみなと)」外野手だ。

50メートル走5秒9の俊足で、甲子園のマウンドもさわやかに駆け抜ける 撮影/松永卓也=写真映像部

 プレー以外で注目されることに本人は「注目されることはみんなができることではないので」とコメントしており、今夏絶好調な1番バッターだけある。「なぜここまで美白なのか?」には、「肌が赤くなるのが嫌で日焼け止めを使っています」と話し、使っているUVケア用品は「ニベア」だそう。お母さんが使っているものを使い始めたのがきっかけで、なるほど、きちんと日焼け対策をやってこそなわけだ。

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日焼け止めは当たり前の世代