漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏さんが「山村美紗サスペンス赤い霊柩車39 FINAL~弔の京人形~」(フジテレビ系 3月17日20:00~[シリーズ最終回])をウォッチした。
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「山村美紗サスペンス・赤い霊柩車」シリーズがついに最終回を迎えた。30年あまり続いたこのシリーズ、何かと懐かしいものが終わっていく今日この頃なのだ。
京都の葬儀社女社長・石原明子を演じる「2時間ドラマの女王」片平なぎさ。番宣番組でご本人が語っていたが、初期のファッションはまさに「平野ノラ」だ。
前髪くりんのロングソバージュ、ブルゾンは「ガンダムみたいな肩パッド入り」で、そのまんまOK!バブリー明子。
時は流れ、今や片平さんも御年63歳。明子の婚約者で医師の春彦役・神田正輝は72歳だ。明子が知人に「フィアンセの春彦さんです」と紹介し続けて幾年月。
40代も50代も60代もずっとこのままフィアンセなのか。フィアンセ期間のギネス世界記録でも狙っているのか。
と、固唾(かたず)を呑んで見守っていたら、ついに最終回で決着が。京都と東京の遠距離恋愛を続けていた二人、やっと春彦は明子に告げた。
「京都の病院で働くことにした」。遅い、遅いよ春彦。もう定年だよ!