第1回日本翻訳大賞の受賞作『カステラ』の著者による初めての恋愛小説。冷蔵庫に「人格」を認め、人がタヌキになってしまうなど、「韓国文壇の異端児」としての存在感を強く印象付けた『カステラ』とは打って変わって、本書では正統な愛の物語が展開される。 80年代半ばの韓国を舞台に、恋に落ちた男女の初デート、誤解、別れ、再会からのハッピーエンディングまで、きらきらと輝く青春ラブストーリーが描かれる。しかし…

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