今朝(7日)、那覇で「黄砂」が観測されました。那覇では先月11月24日、28日にも黄砂が観測されています。
那覇で黄砂 11月にも観測
今朝(7日)午前8時30分に、那覇で「黄砂」が観測されました。視程は8kmとなっています。那覇では先月11月24日、28日にも黄砂が観測されています。
今日7日は、西日本から南西諸島にかけての広い範囲で黄砂が予想されています。屋外では、所々で黄砂が付着するなどの影響が予想されます。視程が5キロメートル未満となった場合、交通への障害が発生するおそれがありますのでご注意してください。
黄砂が体に与える影響
環境省によりますと、黄砂の飛来によって、以下のような呼吸器や循環器に係る疾患の症状の悪化が指摘されています。
①黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が発症する方が多くなる傾向にあります。
②黄砂の飛来と、呼吸器疾患についての関連が報告されています。黄砂が飛来すると気道や目、皮膚症状の悪化が見られる場合があります。喘息など呼吸器疾患のある人はいっそう注意が必要です。呼吸器疾患のない人でも黄砂の濃度が高いほど咳が出ることが報告されています。
③黄砂の飛来と循環器疾患について関連がみられています。 黄砂の飛来と救急搬送数増加、脳梗塞での入院や心筋梗塞での入院、発症の増加との関連が報告されています。高齢者や糖尿病、慢性腎臓病等の既往歴がある方は、循環器疾患への影響リスクが高いため注意が必要です。