梅雨から本格的な夏を迎えるこのシーズン。季節の変わり目は体調を崩しやすく、夏本番ともなればプール熱や手足口病などといった夏特有の風邪を引いてしまう人も多いですね。
そんなとき、フランスではコーラを飲むのが習慣になっていることをご存じでしたか?
日本人にとってにわかに信じがたい話ですが、欧米で「風邪を引いたらコーラを飲むといい」と言われているゆえんを調べてみました!
そもそもコーラは昔、風邪薬として販売されていた!?
コーラといえば、のどを潤すさわやかな炭酸飲料水のイメージですが、フランスでは風邪の特効薬としてよく飲まれています。中国でもホットコーラを飲むことが風邪の民間療法であり、ドイツ、スペイン、アメリカでも、実際に風邪を引いたときはコーラを飲むように、と医師がすすめているという話も!
なぜコーラが風邪にいいのか……。
気になるその根拠ですが、糖分の含まれた水分を多く摂ることで脱水症状を防ぎ、炭酸は胃の働きを活性化させてくれるため、体調を崩したときは糖分たっぷりのコーラがピッタリ!という理由づけがされているらしいのです。
意外なことに、もともとコーラは頭痛に効く風邪薬として販売された経緯があり、風邪用のシロップを作っているときに炭酸で割ったことで偶然生まれた飲み物。現在では、コカの代わりにカフェインの成分が入っています。
風邪以外も、さまざまな効能が期待できるってホント?
欧米諸国ではコーラには主に下記のような効能がある、といわれているそう!
日本では風邪の症状に対するコーラの効能に対して、医学的根拠は立証されていませんが、風邪を引いたときはだまされたと思って、試しにコーラを飲んでみる価値があるかも!
そのほかにも……
■消化不良の効果
胃酸を中和し、消化を早めてくれる効果。
■頭痛を和らげる効果
コーラに含まれるカフェインとスパイスが頭痛を緩和。
■のどの炎症を和らげる効果
コーラを常温もしくは温めて飲むと、のどの炎症が和らぐ。
■気管を拡張してくれる効果
コーラに含まれるカフェインやサン酸が狭くなった気管を拡張する効果。
■頭痛を和らげる効果
カフェインとスパイスが、頭痛や偏頭痛を緩和。
世界で最も知名度が高い飲料だけあり、コーラは世界でいろいろな飲み方をされているようですね。
ちなみにある調査機関によると、フランス人にとっての一番人気の清涼飲料は、フランス発祥の名門炭酸飲料「オランジーナ」ではなくコーラという報告も!
さらに、日本のコーラと比較してフランスのご当地コーラは微炭酸らしいので、パリジャンはシャンパン感覚でコーラを生活に取り入れているのかもしれませんね。
もし知り合いにフランス人がいたら「風邪を引いた時にコーラを飲むってホント?」とぜひ聞いてみてください。どんな答えが返ってくるか、とても興味深いですね!
参考:フランス生活情報 フランスニュースダイジェスト