「コンビニ百里の道をゆく」は、54歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
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秋になってだんだんと気候がよくなり、行楽シーズンを迎えましたね。楽しみの一つが、やはり「お弁当」ではないでしょうか。
お弁当は古くから伝わる日本の文化。その昔は竹の皮におにぎりを包んで旅に出て、道中で地域の名物と一緒にお弁当として味わっていたのだろうと思います。それが時代と共に「駅弁」という形に変わっていったのでしょう。
私も出張に行くとその地域の駅弁をつい買ってしまいます。軽井沢に行けば、横川駅名物の「峠の釜めし」を買いますし、先日は富山で、鱒の寿司のお弁当と地元の名酒「銀盤」を楽しみました。後々も楽しく思い出すと思います。
思い起こせば子どもの頃は、親が作ってくれたお弁当を持って毎日学校に行っていました。当たり前のように考えていましたが、大人になってみると、毎朝大変だっただろうなとつくづく思います。