「市川猿之助被告」初公判では語られなかった“パワハラ＆セクハラ疑惑”と水面下で進行する“復帰プラン”

「最初はなぜ自分だけ生き残ったのかと思ったが、いろいろな人と話していくうちに、生きていくしかない、自分には歌舞伎しかないと思った。許されるなら舞台に立ちたい。迷惑をかけた人に今後歌舞伎で償っていきたい」

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　10月20日、両親への自殺ほう助の罪で起訴された市川猿之助こと喜熨斗孝彦被告（47）の初公判が東京地裁で行われた。検察が読み上げた供述調書で、猿之助被告は捜査段階では、冒頭のように“復帰”を望んでいたことが明らかになった（NHKニュース速報より）。

　起訴状などによると、猿之助被告は、両親の自殺を手助けするため、5月17日に東京都目黒区の自宅で向精神薬を両親に服用させ、同17～18日に死亡させたとされる。

　初公判で、猿之助被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察は「被告の責任は重い」として懲役3年を求刑。一方、弁護側は執行猶予付き判決を求めた。

　裁判を速報したNHKによると、検察の冒頭陳述では、猿之助被告が両親の自殺を手助けした理由について「所属する一門内でのパワハラ・セクハラを中心とした週刊誌の記事を見て、自分がいたら一門に迷惑をかける、責任に耐えられないと思い、死んだほうがましだと考えるようになった」という。