香川照之が出した声明の「真意」
「8月26日に自身が代表取締役を務める公式サイトを通じて、改めて『歌舞伎と昆虫への恩返し』に言及しました。この声明も、猿之助との“二人三脚”で世間の赦しを得たいという思いがあってのことでしょう。もちろん判決次第ですが、もし執行猶予判決が出た場合は、社会貢献活動などから一歩ずつ始めていきたいと考えているようです」(別の歌舞伎関係者)
しかし、復帰への道のりはたやすくはない。
「復帰となれば猿之助人気は、ある程度戻ってくるでしょうが、そもそも事件のきっかけとなった性加害やパワハラ問題の検証はまだ済んでいません。彼が歌舞伎界に与えた影響は甚大で、実際、他の一門でも苦々しい感情を抱いている役者は少なくありません。そうした他の一門の協力なしでは、復帰は遠のくでしょう」(歌舞伎評論家)
いくら周囲が復帰を望もうと、猿之助被告が乗り越えるべきハードルは高い。
(宮本エミ)