Windows 10のデスクトップ画面。スタートメニューが7よりも大きくなった
Windows 10のデスクトップ画面。スタートメニューが7よりも大きくなった
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 米マイクロソフトは6月1日、最新OSソフト「Windows 10」について、7月29日からアップデートを通じて提供すると発表した。Windows 7とWindows 8.1 のユーザーは、1年間限定で無料アップデートができる。アップデートは、Windowsが搭載するアップデートソフト「Windows Update」を通じて行われ、インターネット環境が必要になる。当面はアップデート版のみが提供される予定で、ディスクが入ったパッケージ版や、Windows 10を搭載した新製品の発売は決まっていない。

 Windows 10は、個人向けの「Home」や、ビジネス向けの「Pro」、スマートフォン向けの「Mobile」といった6種類のバージョンが用意される。Windows 10は、Windows 8でなくなった「スタートメニュー」画面が復活したため、以前のWindowsユーザーが移行しても使いやすい。起動と再開にかかる時間を短縮したほか、セキュリティー面を向上させている。また、生体認証機能「Windows Hello」を搭載するため、端末が指紋や虹彩認証機能に対応する機種であれば、パスワードを使わなくてもログイン可能。このほか、マウスやキーボードなど従来通りの入力方法に加えて、タッチパネル操作もできる。

(ライター・河嶌太郎)