素足で履くサンダル。美脚を優先すると靴ズレができたり、履き心地を優先するとシルエットに満足できなかったり。毎年サンダル選びは悩みの種という方も多いのでは。でも今年は大丈夫。スポーティテイストの大流行で、オシャレになったコンフォートタイプサンダルが目白押しです。サンダル選びのコツ、サンダルのディティールにまつわる男女のお話⁉︎などご紹介いたします。

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ジュート巻きウェッジヒールのサンダルは、やはり夏らしさナンバーワン。

ヒール部分に巻きつけたジュート(黄麻)素材が最高に夏らしいウェッジヒールサンダル。すっかり夏の定番ですね。
初めて生産したのはスペインのCastanerというシューズメーカー。元々はエスパドリーユ(ヒールの低いスリッポンタイプ)を製造していましたが、1960年代にイヴ・サンローランの依頼でウェッジヒールタイプのエスパドリーユを初めて製作しました。それまで、港などで働く人々の作業シューズだったエスパドリーユを一気にモードなスタイルに欠かせないサンダルへと昇華させ、以来50年以上世界中の女性達の夏の足元を彩り続けています。今では有名メゾンを始め様々なシューズメーカーがこのウェッジヒールサンダルを製造しています。フランスとスペイン国境に位置するバスク地方がエスパドリーユ発祥の地という事もあり、現在もスペイン製のものを中心に世界中の女性達に愛されています。
夏スタイルにピッタリなのはもちろん、安定感のあるヒールと布製の中敷で通気性もよく長時間履いても疲れにくい履き心地も魅力的ですね。ヒール高は平均7〜10cmものがメインで高めですが、前部分も2〜3cmの高さがあるプラットフォーム型なので、履いてみると意外と傾斜を感じず歩きやすさも抜群です。
ヒールがナチュラル感のある明るい色なので、甲まわりのベースデザインの部分はブラック等濃い色だとコントラストが強くなりクールで引き締まった足元に。ベージュ等薄い色だとお肌〜サンダル〜地面まで一体感が出てヌーディで女性らしい足元に。どちらのカラーを選んでも美脚効果抜群のジュート巻きウェッジヒールサンダルです。

すっかり夏の定番・ジュート巻きウェッジヒールサンダル
すっかり夏の定番・ジュート巻きウェッジヒールサンダル

今年らしさで選ぶならスポーツソールタイプ

スニーカーなどのアウトソールに使われるスポンジ状のラバー素材。軽くて、衝撃も吸収してくれるので、たくさん歩く時は最適。今年はこのスポーツソールを使ったいわゆる「健康サンダル」タイプが一番のトレンド。履くだけで今年らしいスタイリングになります。あえてフェミニンなふんわりスカートに合わせたり、サンダルと相性の悪いと思われていたソックスを合わせたり、「ギャップ」を楽しむコーディネートがオススメです。
バリエーションも豊富で、ヒール付きのものも。5〜7cm位が美脚効果も期待できます。
スポーツタイプも前部分に高さのあるプラットフォーム型が多いので歩きやすさも兼ね備えたサンダルとして今シーズンのオススメです。

サンダルストラップにまつわるエピソードにもお国柄が。

サンダルのデザインでよく見かける足首で留めるアンクルストラップ。イタリア等ヨーロッパ製のものは、ベルトデザインのものがほとんど。履くたびにベルトの穴にバックルの金具を通し留めなければいけません。日本製のものはベルトデザイン風ですが実は裏に簡単に留められるフックが付いていて着脱しやすくなっています。これは一日中屋内外で靴を履いて過ごす文化の欧米と屋外に出る時に狭い玄関で靴を履く日本の文化との差があります。でも、他にも理由があるのはご存知ですか。欧米の長い靴文化の歴史が機能性よりデザインの美しさにこだわるから?はい、それも理由のひとつですが…もう一つなるほど!と納得してしまう理由が。それは靴の本場イタリアの男性達が女性が椅子に腰掛けてストラップを留める仕草に魅力を感じるというもの。確かに、両腕が身体の片側にいくクロスのラインは女性の目から見てもドキッとしてしまうかも。日本人も夏の浴衣姿のうなじに魅力を感じるのと同じかもしれませんね。
ベルト式のアンクルストラップ、確かに面倒ですが、こんな所にイタリアの靴文化を感じてサンダルに足を入れてみるのも良いですね。背筋がシャキッと伸びそうです。うちの玄関じゃ誰も見てないし、なんて言わないで、アンクルストラップサンダルを履いてお出かけしませんか。足首がキュッと締まって見えるナンバーワンの美脚サンダルです。

さぁ、お気に入りの一足を選びましょう

ジュート巻きウェッジヒールサンダル、スポーツタイプ、アンクルストラップ。どのタイプが気になりましたか?
サンダルは甲や踵を部分的におさえて履く構造。ジャストサイズを選ばないと足が動き靴ズレの原因に。甲が薄い・幅が狭い等前に滑りやすいのが気になる方はシリコン製の滑り止めなどを中敷の上に置き足が動いてしまうのを防ぎましょう。
今回ご紹介した3タイプの他にもバックストラップ型・トレンドのブーティ型(甲を深くすっぽり覆うタイプ)等様々なタイプがありますね。
しっかり試し履きをして、鏡で美脚度もチェック、お気に入りの一足を見つけて下さい。

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