9月20日、天皇、皇后両陛下と愛子さまが「第70回日本伝統工芸展」を鑑賞され、日本工芸会の総裁である佳子さまが出迎えられた。愛子さまと佳子さまが揃って映像に収まるのは、新年の行事以外は昨年11月の秋季雅楽演奏会以来だ。ともに20代、令和のプリンセスのおふたりそれぞれの「らしさ」があふれる着こなしを、皇室の装いに詳しい歴史文化学研究者の青木淳子氏が解説する。
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天皇ご一家が「第70回日本伝統工芸展」を訪れたとき、案内役の佳子さまに天皇陛下が「佳子ちゃん」と話しかけたことが話題になった。このときの愛子さまはスーツで、一方、佳子さまの装いはセットアップ姿だった。
「愛子さまはクリームイエロのテーラードタイプのスーツ、佳子さまはブルーのシフォンのプリーツスカートにジャケットという、それぞれの個性が感じられる装いでした。
愛子さまのスーツは、テーラードカラーの先が丸くなっており、インナーの襟元の切れ込みと相まって少し優しさもありますが、キッチリとした印象です。一方、佳子さまのブルーのセットアップは、スカートのふんわりとした素材感が華やかさも醸し出しています。
アクセサリーも同じパールでも、愛子さまは一連のパールのネックレス、佳子さまはパールを鎖でつないだステーションタイプでちょっとカジュアルなデザインでした」
愛子さま、佳子さまのこれらの装いに、青木氏は「愛子さまのファッションからは品格、佳子さまのファッションからは優雅」という印象を受けるという。